部下への怒り方
指導する後輩も増え、部下が失敗したときに、感情的になってしまうこともしばしば・・・・、では正しい部下への怒り方とは?せっかくなのでちょっとまとめてみました。
上司と部下の認識の違い
指導する立場からしてみれば、部下や後輩に対する厳しい叱責も“愛のムチ”という認識かもしれません。
「日本アンガーマネジメント協会が2016年におこなった『怒りの感情が業務に及ぼす影響』に関する調査によると、怒った上司本人が「(部下を怒った行為は)パワハラだと感じている」割合が16.7%なのに対し、怒られた部下が上司に対して『パワハラだと感じる』と答えた人は53.8%。3倍以上のズレがあることがわかりました。
また、上司に怒られた後については、49.6%の部下は『仕事のモチベーション低下』、25.5%が『相手を避けるようになった』、23.5%が『精神的に不安定になった』と回答。上手に怒らないと、部下のパフォーマンスをUPするどころか、部下の業務に支障をきたしたり、離職に至らしめたりすることもあるのです」
上司「なんでこんなものもできないのか」
部下「なんでこんなことをいってくるか」
このギャップだと思います。
ではどうすればよいのか?
部下に怒ってよいのは、期限が守れていないなどの事実、結果、行動についてのみで、
感情的になって、馬鹿やアホ、そんなに時間がかかるのか?など個人の性格や納涼に
ついていうのはNGです。
どうすればよかったのか、自分だったらこうするのにと改善策を考えていければよいですね。
自分は部下と向き合う場を作るようにしています。
(すぎたことをぐだぐだいうのも嫌なので)
そこで、自分はこういう方法であれば、もっと効率よくできるのでは?
こういうところがいけなかったのでは?と話すようにしています。
どうしても、怒りで落ち着いた判断がとれないのであれば、「タイムアウト(退却戦略)」で、時間をおいて再度話をします。
ここで注意なのが、黙って出て行くのは厳禁。立ち去られた側の感情を悪化させてしまうことがないように、『〇時にまた話そう』など、コミュニケーションを再開するつもりがあることを伝えたらよいかもしれません。
最後に
部下への怒り方で一番大事なのは当たり前ですが、コミュニケーションだと思っています。よく夫婦で冷戦になるかたおられると思いますが、会社ではお金をもらっている以上、そういうわけにもいきません。
上司も部下もお互いが気にくわないからって無視するのが一番NGです。
自分は毎朝、定時前に話す場を設けて、必ずコミュニケーションをとるようにしています。定時前にもうけることで、帰りづらいなど付添残業もなくしてます。